第18回「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」

『「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について』について①

　本テーマでは、主として2024年2月に公表された『投資者の視点を踏まえた「資本コストや株価を意識した経営」のポイントと事例』について、投資者等からのフィードバック等を踏まえて、新たなポイントや事例等を追加した第2版への更新に向けたアップデート内容について説明・討議されております。
　本テーマの「現状分析・評価」ステップのポイント等は下表の通りで、第2版でのアップデートはありません。

『「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について』について②

　本テーマの「取組の検討・開示」ステップのポイント等は下表の通りですが、第2版では赤字部分が追加となります。
　中⻑期的な目標設定にあたっては、現状からの延⻑で考えるだけではなく、株主・投資者の期待を踏まえた目標設定を行うことが重要であることから、下表①が追加されます。

『「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について』について③

　「対話・アップデート」ステップのポイント等は下表の通りですが、第2版では赤字部分が追加となります。
　取組みや目標設定については、計画と実績の乖離の分析や、株主や投資者からのフィードバックを踏まえて継続的にブラシュアップをすることが重要であることから、下表④が追加されます。
　なお、『「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について』は、その後2024年11月21日に正式な第2版が公表されております。
　IPO準備会社においても、上場後の対応を想定する際に非常に有益な参考情報が多く含まれている内容と思われますので一読の価値がある資料であると思料されます。

「企業行動規範の見直し」について

　本テーマでは、主に下表の内容で見直すことが説明・討議されております。

　本テーマに関しては、MBOや⽀配株主による完全⼦会社化に係るプロセスにおいて、少数株主の利益が損なわれがちな傾向も見受けられることから、独立役員の機能強化のための基準見直しの必要性について参加メンバーから意見が複数出ていたことが特徴的であります。