2025年2月18日に開催された第20回「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」(以下、「当会議」)では、「「資本コストや株価を意識した経営」に関する取り組みについて」、「MBO・支配株主による完全子会社化に関する企業行動規範の見直しについて」、「グロース市場における今後の対応について」等のテーマについて議論されました。
また、2025年4月2日には、第21回の当会議(2025年4月22日開催)の資料案として「グロース市場における今後の対応」を公表しています。
本稿では、第20回当会議において取り上げられたテーマのうち、多くのIPO準備会社に関連が強いと思われる、「グロース市場における今後の対応について」の概略及び第21回当会議の資料案のうち、「上場維持基準の見直し」の概略を取り纏めております。
グロース市場における今後の対応について(2025年2月18日開催当会議資料より)
以下の内容について議論がされました。




グロース市場における今後の対応(2025年4月22日開催当会議資料(4月2日時点)より)
東証は、グロース市場から未来の日本経済の成長を牽引するスタートアップを輩出していくため、上場前から上場後にかけて継続的に高い成長を目指していただくための施策をパッケージで推進する、としています。その中で、上場維持基準について、以下の見直し案が公開されています。
本見直し案は、4月22日開催の当会議にて決定後、パブリックコメントを経て最終決定されます。

関連記事