第14回市場区分の見直しに関するフォローアップ会議

 2024年1月17日に、第14回「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」(以下、本会議)が開催され、『「資本コストや株価を意識し
た経営の実現に向けた対応」に関する開示状況及び投資者の視点を踏まえた対応のポイント・事例について』、「プライム市場における英文
開示拡充の方針について」、「グロース市場の機能発揮に向けた今後の対応について」等のテーマについて議論されました。
 本稿では、本会議における上記テーマの中から、今後の方針案が確定した「プライム市場における英文開示拡充の方針について」の内容の概
略を取りまとめております。

「プライム市場における英文開示拡充の方針について」具体的内容

 英文開示については、日本語開示の参考訳という位置づけとなり、プライム市場の上場会社は、投資者の投資判断に重要な開示情報につ
いて、日本語と同時に英語で開示するように努めるべき旨が企業⾏動規範に規定されました。
 特に、投資判断に与える影響が大きく、速報性が求められる開示情報として、決算情報及び適時開示情報について、優先的に英文開示す
ることが義務化されます。
 具体的な方針案の内容は、下表の通りです。

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